新旧に関わらず面白い家具が好きです。
ファニチャーってやつ。
コムデギャルソンの川久保さんは
時々折に触れて面白い家具を発表します。
密かに世に問うように。
昔々六本木のアクシスにあった
robe de chambre COMME des GARCONS
っていう美しい部屋着の店で初めて見たときは
店の什器としか思えなかった。
店のディスプレイは極めてシンプル。
かつ商品の少なさは
その世界観を提示するギャラリーで
まるで客の入店も商売も拒むような、
椅子も座られるのを完全拒否するような、
切れるような緊張感があった。
それがコムデギャルソンファニチャー
と呼ばれる一群だとは当時の私は知る由もない。